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  • ケネス・ブラナー悲願のプロジェクト
    不朽の名作を生み出した文豪シェイクスピアの晩年をついに映画化
    没後400年以上を経て、今もなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した英国の偉大な劇作家・詩人ウィリアム・シェイクスピア。彼の戯曲は現在でも世界各国で上演され、作品や功績は広く知られているが、その生涯はベールに包まれている。芸術家として輝かしい栄光と遺産を築き上げたシェイクスピアは一体どんな人生を送ったのか?彼がロンドンを去り、故郷で過ごした人生最期の日々がついに映画化された。監督・シェイクスピア役には、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で10代の頃からシェイクスピアに魅入られてきたケネス・ブラナー。自身が主催するケネス・ブラナー・シアター・カンパニーの第1弾作品として選び、演出・出演をした『冬物語』で幼い息子を失ったリオンティーズを演じたブラナーは、先ず、シェイクスピアと彼の夭逝した愛息ハムネットとの関係をリサーチしたという。49歳という若さで執筆活動を引退したシェイクスピア。「何故、こんなに才能に溢れた男が早くに引退したのだろう?」というブラナーの抱いた疑問から本作は生まれた。シェイクスピア劇にその人生をかけ、シェイクスピアを愛して止まないケネス・ブラナーが満を持して立ち上げた集大成ともいえる悲願のプロジェクトがここに完成した。
  • ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン
    英国を代表する名優と最高峰のスタッフが集結
    本作で、シェイクスピアの妻アンを『恋に落ちたシェイクスピア』で米アカデミー賞®助演女優賞に輝き、2016年ローレンス・オリヴィエ賞で史上最多8度目の受賞を果たした大女優ジュディ・デンチが演じ、映画・演劇・TVドラマなどでゴールデングローブ賞やトニー賞など60以上の受賞歴をもつ名優イアン・マッケランがシェイクスピアの『ソネット集』の“美青年”のモデルであるサウサンプトン伯爵に扮している。デイムとサーの称号を持つ英国演劇界のレジェンド二人が圧倒的存在感で脇を固める他、ブラナー演出の舞台『ハムレット』のオフィーリア役などで頭角を示した新進のキャスリン・ワイルダーが次女ジュディス役を複雑かつ繊細に表現し鮮烈な印象を放っている。脚本を担当したのは、ブラナー監督・脚本・主演の映画『から騒ぎ』でヴァージスを演じたベン・エルトン。ベストセラー作家でもありコメディアンの顔も持つ多才な彼は、シェイクスピア没後400年を記念し製作・放映されたBBC2の異色シットコム「アップスタート・クロウ」でも脚本を担当し、シェイクスピアの家族の物語をコメディに昇華して話題となった。衣装デザインは『ある公爵夫人の生涯』で米アカデミー賞®を獲得したマイケル・オコナー。音楽は、映画『ハムレット』『いつか晴れた日に』で米アカデミー賞®にノミネートされたパトリック・ドイル。名だたる才能が集結し、知られざる〈人間シェイクスピア〉を描く初めての映画が誕生した。
ケネス・ブラナー悲願のプロジェクト
不朽の名作を生み出した文豪シェイクスピアの晩年をついに映画化
没後400年以上を経て、今もなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した英国の偉大な劇作家・詩人ウィリアム・シェイクスピア。彼の戯曲は現在でも世界各国で上演され、作品や功績は広く知られているが、その生涯はベールに包まれている。芸術家として輝かしい栄光と遺産を築き上げたシェイクスピアは一体どんな人生を送ったのか?彼がロンドンを去り、故郷で過ごした人生最期の日々がついに映画化された。監督・シェイクスピア役には、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で10代の頃からシェイクスピアに魅入られてきたケネス・ブラナー。自身が主催するケネス・ブラナー・シアター・カンパニーの第1弾作品として選び、演出・出演をした『冬物語』で幼い息子を失ったリオンティーズを演じたブラナーは、先ず、シェイクスピアと彼の夭逝した愛息ハムネットとの関係をリサーチしたという。49歳という若さで執筆活動を引退したシェイクスピア。「何故、こんなに才能に溢れた男が早くに引退したのだろう?」というブラナーの抱いた疑問から本作は生まれた。シェイクスピア劇にその人生をかけ、シェイクスピアを愛して止まないケネス・ブラナーが満を持して立ち上げた集大成ともいえる悲願のプロジェクトがここに完成した。
ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン
英国を代表する名優と最高峰のスタッフが集結
本作で、シェイクスピアの妻アンを『恋に落ちたシェイクスピア』で米アカデミー賞®助演女優賞に輝き、2016年ローレンス・オリヴィエ賞で史上最多8度目の受賞を果たした大女優ジュディ・デンチが演じ、映画・演劇・TVドラマなどでゴールデングローブ賞やトニー賞など60以上の受賞歴をもつ名優イアン・マッケランがシェイクスピアの『ソネット集』の“美青年”のモデルであるサウサンプトン伯爵に扮している。デイムとサーの称号を持つ英国演劇界のレジェンド二人が圧倒的存在感で脇を固める他、ブラナー演出の舞台『ハムレット』のオフィーリア役などで頭角を示した新進のキャスリン・ワイルダーが次女ジュディス役を複雑かつ繊細に表現し鮮烈な印象を放っている。脚本を担当したのは、ブラナー監督・脚本・主演の映画『から騒ぎ』でヴァージスを演じたベン・エルトン。ベストセラー作家でもありコメディアンの顔も持つ多才な彼は、シェイクスピア没後400年を記念し製作・放映されたBBC2の異色シットコム「アップスタート・クロウ」でも脚本を担当し、シェイクスピアの家族の物語をコメディに昇華して話題となった。衣装デザインは『ある公爵夫人の生涯』で米アカデミー賞®を獲得したマイケル・オコナー。音楽は、映画『ハムレット』『いつか晴れた日に』で米アカデミー賞®にノミネートされたパトリック・ドイル。名だたる才能が集結し、知られざる〈人間シェイクスピア〉を描く初めての映画が誕生した。
この世のすべてを知り尽くす
シェイクスピアが知らなかったこと
1613年6月29日、『ヘンリー八世』(発表当時のタイトルはAll is True)上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後、断筆したシェイクスピア(ケネス・ブラナー)は故郷へ戻った。20余年ものあいだ、めったに会うことのなかった主人の突然の帰還。8つ年上の妻アン(ジュディ・デンチ)と未婚の次女ジュディス(キャスリン・ワイルダー)、町医者に嫁いだ長女スザンナ(リディア・ウィルソン)は、驚きと戸惑いを隠せずにいた。そんな家族をよそに、17年前に11歳で他界したジュディスの双子の弟ハムネット(サム・エリス)の死に取り憑かれたシェイクスピアは、愛する息子を悼む庭を造り始める。
ロンドンで執筆活動に勤しんでいた長いあいだに生じた家族との溝はなかなか埋まらなかったが、気付かなかった家族の秘めた思いや受け入れ難い事実が徐々に露わになってゆく・・・
すべてを知り尽くしていたはずの天才劇作家シェイクスピアでさえ知らなかった驚愕の事実が、彼の家族のなかに潜んでいたのだった――。
【シェイクスピアと庭】
シェイクスピアの戯曲には約170種類の植物が登場し、作品の重要な構成要素となっている。現在、シェイクスピアの生家や妻アンの実家の庭には、彼の作品に登場する植物が多く植えられている。英語圏の国、特に米国では、公園・大学など公共の庭にこれらの植物を栽培する「シェイクスピア・ガーデン」が造園され、ニューヨークのセントラルパークなどはその代表格である。
1960年生まれ、北アイルランド・ベルファスト出身。RADA(王立演劇学校)を首席で卒業した後、23歳の時にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーへ入団し、数多くの舞台に立つ。BAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)より名誉あるマイケル・バルコン賞を贈られたほか、アカデミー賞®では5つの異なる部門でノミネートされた。2013年には、演劇界ならびに地域への貢献を称えて北アイルランドからナイトの爵位を授与された。主な出演舞台は、『アナザー・カントリー』、『ヘンリー五世』、『恋の骨折り損』、『ハムレット』、『ロミオとジュリエット』、『お気に召すまま』、『から騒ぎ』、『夏の夜の夢』、『リア王』、『ハムレット』、『リチャード三世』、『マクベス』、『冬物語』など。主な監督・出演の映画は、『ヘンリー五世』(89)、『愛と死の間で』(91)、『から騒ぎ』(93)、『フランケンシュタイン』(94)、『ハムレット』(96)、『エージェント:ライアン』(14)、『オリエント急行殺人事件』(17)。監督した主な映画作品は『マイティ・ソー』(11)、『シンデレラ』(15)、『アルテミスと妖精の身代金』(19)。主な出演映画に『オセロ』(95)、『相続人』(97)、『セレブリティ』(98)、『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(99)、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(02)、『ワルキューレ』(08)、『マリリン 7日間の恋』(11)、『マインドホーン』(16)、『ダンケルク』(17)などがある。
オールド・ヴィック・シアターの舞台『ハムレット』でオフィーリア役を演じてから50余年、古典劇と現代劇の両方を見事に演じてキャリアを積み重ね、観客と批評家の両方から広く賞賛されてきた。アカデミー賞®1回、BAFTA(英国アカデミー賞)10回、ローレンス・オリヴィエ賞8回など、映画と舞台の両方で数多くの主要な賞を受賞している。数々の業績に対して、1970年にはOBE(大英帝国四等勲章)を、1988年にはDBE(大英帝国勲章二等勲爵士“デイム”)を、2005年には名誉勲位を授与された。また、BFI(英国映画協会)フェローシップ(貢献賞)を贈られたほか、第23回高松宮殿下記念世界文化賞(演劇・映像部門)も受賞した。本作は、舞台『英雄の証明』や『冬物語』で共演して以来、ケネス・ブラナーとの11度目のコラボレーション。『から騒ぎ』や『怒りをこめてふり返れ』の舞台では俳優ブラナーを演出し、ブラナーが監督した映画「GHOSTS」(87)や『マリリン 7日間の恋』に出演したほか、映画『ヘンリー五世』『ハムレット』『オリエント急行殺人事件』で共演。ブラナーの監督最新作『アルテミスと妖精の身代金』にも出演している。エリザベス女王を演じた『恋におちたシェイクスピア』(98)ではアカデミー賞®とBAFTAで助演女優賞を受賞。
メモリアル・シアターに夜通し並んだ10代の頃からストラッドフォードに魅せられてきた彼の青春時代、演劇界の重鎮たちがシェイクスピア劇を演じるためにその舞台に集まり、やがて彼自身が、黄金期を迎えた70~80年代のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの一員となる。マクベスとして夫人役ジュディ・デンチと共演し、フランチェスカ・アニスのロミオとなり、ウィラード・ホワイト主演の『オセロ』ではイアーゴーを演じたほか、マーロウ、イプセン、ショー、ベケットなどの舞台に立った。コリオレイナス、シチリア王リオンティーズ、サー・トービー・ベルチ、ヘンリー八世、ハムレット、イアーゴーに扮してきた彼は、1969年にエディンバラ国際演劇祭で演じた舞台『リチャード二世』で古典劇の俳優として注目を集める。また、マーロウの『エドワード二世』では、ロンドン公演で2シーズン完売の記録を打ち立て、TVでも放映された。出演した映画は『リチャード三世』(95)、『ゴッド・アンド・モンスター』(98)からマーヴェルの『X-メン』シリーズ(00~)までと幅広い。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでその名が広く知られるようになった。本作は、マッケランが舞台『リア王』の100回目の舞台を踏んだばかりの時期に撮影された。
オーストラリア出身。ケネス・ブラナーの『オリエント急行殺人事件』に出演したほか、Netflixの歴史ドラマ「フロンティア」の2シーズンに登場している。舞台では、ケネス・ブラナー・シアター・カンパニーの『ロミオとジュリエット』、『冬物語』、テレンス・ラティガンの『アレルキナーダ』ギャリック・シアター公演に参加。王立演劇学校が制作したブラナーの『ハムレット』ではオフィーリア役を演じ、ハムレット役のトム・ヒドルストンと共演している。王立演劇学校での出演は、『お気に召すまま』、『スイート・チャリティ』、『王女メディア』など。
アメリカ人の母とイギリス人の父のもとに生まれ、ロンドンのクィーンズ・パークで育つ。ロンドン芸術大学とケンブリッジのクイーンズ・カレッジを経て、王立演劇学校で演技を学んだ。舞台、TV、映画と幅広く活躍している。2009年に王立演劇学校を卒業後、『わたしを離さないで』(10)で映画デビュー。続いて『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』(13)、『スター・トレック BEYOND』(16)などに出演している。出演した舞台には、オリヴィエ賞を受賞したサラ・ケインの『ブラスティッド』、『国王チャールズ三世』、『あわれ彼女は娼婦』などがある。Netflixで配信中のTVドラマ「レクイエム: マチルダ・グレイの秘密」で母の死に揺れる主人公のチェリストを演じている。
イギリスの舞台俳優、歌手、ミュージシャン、作曲家、作家とマルチに活躍する。バーミンガム大学と王立音楽アカデミーを卒業し、『レ・ミゼラブル』でウエストエンド・デビュー。その後『ピーター・パン』、『ペンザンスの海賊』、『マイ・フェア・レディ』、『クリスマス・キャロル』、『ファンタスティックス』、『レ・ミゼラブル 25周年記念公演』(グランテール役)、『オペラ座の怪人 25周年記念公演』、『レ・ミゼラブル』(ジャベール役)、『コリオレイナス』、『シティ・オブ・エンジェルズ』、『VOTE』、『夜への長い旅路』、『聖女ジャンヌ・ダルク』、『ヤング・フランケンシュタイン』など数々の舞台に出演。2006年には『パイレート・クィーン』でブロードウェイ・デビューを果たした。近年はギャリック・シアターでブラナーの劇団員として演出家ブラナーの下に参加し、『冬物語』や『アレルキナーダ』に出演。ブラナー監督の映画『オリエント急行殺人事件』にも出演している。
王立演劇学校出身で、キャリアのスタートは2016年の映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。その後、TVドラマ「スタン・リーのラッキーマン」(16)、「ザ・テラー 極北の恐怖 / The Terror」(18)などに出演している。ギャリック・シアターのブラナー劇団のメンバーで、舞台『冬物語』や『ロミオとジュリエット』、テレンス・ラティガンの『アレルキナーダ』に出演。その他の舞台出演に、グローブ座の『トロイラスとクレシダ』、コンタクト・シアターの「Crying in the Chapel」などがある。2015年にイアン・チャールソン賞にノミネートされた。
サウス・イースト・ロンドン出身。マンチェスター大学で演劇を学んだ。数々の受賞歴を誇り、小説家、劇作家、TV作家、脚本家、作詞家とマルチに才能を発揮。舞台、映画、TV番組の演出も手掛けるほか、コメディアンや俳優としても活躍している。2016年にシェイクスピアの人生を題材としたBBC2のシチュエーション・コメディ「アップスタート・クロウ」で脚本を担当。2017年のクリスマス・スペシャルにはエマ・トンプソンがゲスト出演し、2018年のクリスマスにはケネス・ブラナーが登場した。TV作品ではBAFTAの最優秀コメディ賞を3回受賞したほか、スイスのルツェルンで開催されるEuropean Television Festivalで、テレビ芸術への生涯貢献を称えてゴールデン・ローズ賞を受賞している。主な舞台作品は、「Gasping」「Silly Cow」『ポップコーン』のほか、ミュージカル「The Beautiful Game」(脚本・歌詞・音楽はアンドリュー・ロイド=ウェバー)、『ウィ・ウィル・ロック・ユー』(脚本・音楽はクイーン)、「Tonight’s the Night」(脚本・音楽はロッド・スチュワートほか)、「Love Never Dies」(共同脚本・音楽はアンドリュー・ロイド=ウェバー)。『ポップコーン』と『ウィ・ウィル・ロック・ユー』ではオリヴィエ賞を受賞、「The Beautiful Game」では最優秀ミュージカル部門でクリティック・サークル・アワードを受賞した。また、イギリスとオーストリアで30年にわたって最も成功した司会者の第一人者でもある。1990年にはウェンブリー・スタジアムでのネルソン・マンデラ釈放記念コンサートを共催したほか、1997年と1998年にはブリット・アワード、2000年には英国王室臨席公演のホストを務めている。これまで15冊の著作を発表しており、その多くはイギリスでベストセラーになったほか、世界各国で翻訳出版されている。監督・脚本を務めた映画も2本ある。1本目は自身の小説「Inconceivable」をヒュー・ローリー、ジョエリー・リチャードソン、エマ・トンプソン出演で映画化した「MAYBE BABY」。2本目の「THREE SUMMERS」はカンヌ・エクラン映画祭で審査員賞を受賞した。
アーマンド・イアヌッチ監督の『スターリンの葬送狂騒曲』(17)の他、マイク・ニューウェル監督の『ガーンジー島の読書会の秘密』(18)、トレヴァー・ナン監督、ジュディ・デンチ主演の「RED JOAN」(18)、エスター・メイ・キャンベル監督の「LIGHT YEARS」(15)、トム・ハーパー監督の「WAR BOOK」(14)などの撮影を担当。ニック・ウィトフィールド監督の「SKELETONS」(10)はEIFFで最新英国映画賞を受賞している。フィリッパ・ロウソープ監督、キーラ・ナイトレイ主演の「MISBEHAVIOUR」(20)が待機中。 TV作品では、「The Hollow Crown」「Black Mirror」の2話、「The Rack Pack」を担当。ミニ・シリーズ「The Honourable Woman」ではBAFTA技術賞の最優秀撮影・照明部門にノミネートされた。2015年には、コーキー・ギェドロイツ演出の「The Sound of Music Live」で、技術チームの一員としてBAFTAのエンターテインメント技術チーム賞を受賞している。カメラ・オペレーターとして、『THIS IS ENGLAND』(06)のシェーン・メドウス監督、「ブラック・レコード~禁じられた記録~」(09)のスティーヴン・ポリアコフ監督、『英国王のスピーチ』(10)『レ・ミゼラブル』(12)のトム・フーパー監督といった世界的監督のもとで腕を磨いた。
クラシック音楽出身の作曲家。英国王立スコットランド音楽院1975年に卒業し、2001年からはフェローに。 さまざまな舞台、ラジオ、TVで音楽を手掛けたのち、1987年にルネッサンス・シアター・カンパニーの音楽監督に就任。舞台『ハムレット』『お気に召すまま』『怒りを込めて振り返れ』などの音楽を担当した。1989年にケネス・ブラナーの指名を受けて映画『ヘンリー五世』の音楽を担当。以降、『愛と死の間で』(91)、『から騒ぎ』(93)、『フランケンシュタイン』(94)、『ハムレット』(96)、『恋の骨折り損』(99)、『スルース』(07)、『マイティ・ソー』(11)、『エージェント:ライアン』(14)、『シンデレラ』(15)、『オリエント急行殺人事件』(17)に続き、次回作「ARTEMIS FOWL」(20)までブラナー作品の常連となっている。舞台と映画の両方で重ねてきたコラボレーションは現在進行中で、本作は13本目の映画となった。ドイルは、これまで50本以上の国内外の映画に曲を書き下ろしてきた。主な作品は、『猿の惑星:創世記』(11)、『メリダとおそろしの森』(12)、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(05)、『ゴスフォード・パーク』(01)、『いつか晴れた日に』(95)、『インドシナ』(92)、『カリートの道』(93)、『リトル・プリンセス』(95)。レジス・ヴァルニエ、ブライアン・デ・パルマ、アルフォンソ・キュアロン、アン・リー、チェン・カイコー、マイク・ニューウェル、ロバート・アルトマンといった綺羅星のごとき世界的監督たちとタッグを組んできた。アカデミー賞®を2回、ゴールデングローブ賞を2回、BAFTAを1回受賞し、セザール賞にも1回ノミネートされたほか、『ヘンリー五世』ではアイヴァー・ノヴェロ賞も受賞している。また、ワールド・サウンドトラック・アワードとスコットランドBAFTAの生涯功労賞、ASCAPのヘンリー・マンシーニ賞に加え、音楽の世界で偉大な功績を残したとしてPRSアワードも受賞した。
ロンドンのオールド・ヴィックでドレッサーとして経験を積み始め、イギリスの名だたる監督たちの作品に携わってきた。徹底的な時代考証と、細部にわたるこだわりによって作品の美しさをより際だたせることで定評がある。キーラ・ナイトレイ主演、ソウル・ディブ監督の『ある公爵夫人の生涯』(08)でアカデミー賞®、BAFTA、衣装デザイナー組合賞で衣装デザイン賞を受賞。また、レイフ・ファインズが監督・主演と務めた『エレン・ターナン ~ディケンズに愛された女~』(13)、ミア・ワシコウスカ主演、キャリー・ジョージ・フクナガ監督の『ジェーン・エア』(11)でアカデミー賞®、BAFTA、衣装デザイナー組合賞にノミネートされた。その他の作品にはセーラ・ガヴロンの「BRICK LANE」(07)、バハラット・ナルルーリ監督、エイミー・アダムス、フランシス・マクドーマン出演『ペティグルーさんの運命の1日』(08)、アカデミー賞®受賞俳優フォレスト・ウィテカー主演、BAFTA受賞作『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)、ジャスティン・チャドウィック監督の『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(17)、マシュー・ハイネマン監督の『プライベート・ウォー』(18)などがある。
偉大なシェイクスピアにこんな家庭環境があったとは目から鱗でした。
時折出て来るシェイクスピアの戯曲の台詞に心トキメク時を過ごさせて頂きました。
ケネス・ブラナーとジュディ・デンチの夫婦最高!!
市村正親
俳優
名画の様な光と影の美しい映像の中で、
秘められた家族の想いがあふれる時、
瞬きさえ惜しむ思いだった。
心のひだを醸し出す深い演技に感動。
私の一番の好きな映画となる。
十朱幸代
女優
「ナメクジの退治の方法すら知らない」。
晩年のシェイクスピアが信奉者の男性から「あなたはこの世のすべてを知り尽くす」と言われて答えたのが、この言葉だ。
人間シェイクスピアがリアルに迫ってくる。
美内すずえ
漫画家
シェイクスピアが見ていたものを見たい、私はそう思いながら彼の戯曲を訳してきました。
この映画はそれを見せてくれます。
シェイクスピアの悲しみも喜びも、とても美しく。
松岡和子
翻訳家
偉大なシェイクスピアの人生の物語は優しく、私たちに寄り添ってくれるような物語でした。
監督、キャスト達が送るシェイクスピアへのラブレターのようにも感じました。
IMALU
タレント
シェイクスピアの全てを知り尽くしたケネス・ブラナーによる人生最後を過ごした知られざる日々
人間味溢れ、絢爛豪華なキャストたちが本物とは何かを教えてくれる
これぞまさしく必見です!
假屋崎省吾
華道家
ソネットをサウサンプトン伯爵と二人で暗唱し合うあの場面に息がとまりました。
老いた姿がまぶしくて、詩の中に1000年、青年としてとどまる彼が素敵でした。
山本容子
銅版画家/「シェイクスピアのソネット」〈文藝春秋刊〉画
人の心が疲れた時、植物はいつも優しく癒してくれる。
それは、どんな時代に生きようと、どんな環境で育とうと、どんな人であろうと関係なく。
自分を見失った時、求めるただ一つのものは「愛」なのですね。
平井かずみ
フラワースタイリスト