カトリーヌ・ドヌーヴ[ 母 クリスタル ]
1943年、俳優だった両親のもとパリに生まれる。63年の『悪徳の栄え』(ロジェ・ヴァディム監督)で主役に抜擢されて以来、ジャック・ドゥミのミュージカル『シェルブールの雨傘』(64年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞)でブレイクし、『ロシュフォールの恋人たち』(66年)、『ロバと王女』(70年)にも主演。ロマン・ポランスキーの『反撥』(65年)やブニュエルの『昼顔』(67年)を皮切りに、フランス映画界を代表する大女優として、コメディーからドラマ、歴史劇からミュージカル、そしてスリラーからファンタジーまで、ジャンルを超えて多くの印象深い役柄を演じてきた。『ポーラX』(99、レオス・カラックス)、『夜風の匂い』(99、フィリップ・ガレル)、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00、ラース・フォン・トリアー)、『8人の女たち』(02、フランソワ・オゾン)など時代を象徴する意欲作にも次々に出演。19年には是枝裕和の『真実』出演が日本で話題になった。『インドシナ』(92年、レジス・ヴァルニエ監督)でアカデミー賞®主演女優賞にノミネートされたほか、セザール賞主演女優賞や、ヴェネチア、カンヌ、ベルリンの世界三大映画祭すべての名誉賞を含む数々の賞を受賞している。2022年のヴェネチア国際映画祭で金獅子生涯功労賞を受賞予定。
自分の死について考える機会は少ないと思います。
看護師を志す身として患者の感情を受け止め
傾聴する姿勢が大切だと学びました。