医療従事者たちからのコメント
人はいつか死ぬ日が来ると分かっていても、
自分の死について考える機会は少ないと思います。
看護師を志す身として患者の感情を受け止め
傾聴する姿勢が大切だと学びました。
看護学生 32歳 女性
ドクターと看護師のミーティングがとても印象的でした。
ナースが泣いてしまうと話したこと。
まさに医療者向けのグリーフケアのセミナーに行った際に出た意見で、
その時の講師もドクター・エデと同様に、
「泣いていい」とおっしゃって、参加者は救われました。
医療 52歳 女性
ドクターの言葉のひとつひとつが印象的でした。
どのように”死”をむかえるか、
患者である主人公に選択肢を与えることの大切さを
映画を通じて学んだ気がします。
”死生観”について考えさせられました。
医療系広告代理 47歳 女性
死を描いた物語ですが悲しみより希望を感じる映画だと思いました。
特に病と向き合い残りの時間を大切にする
医師の信念から希望が伝わってきて、
医療従事者を目指す身として、
また一個人としてこの医師に出会いたいと思いました。
看護学生 20歳 女性
ほぼ真実に近い流れで患者さんの病状が進んで行きます。
それがいい。特に医師役の方が実際に医師であることで話が真に迫っていました。
ドヌーヴの存在感はさすがです。
医療 64歳 男性
多くの医療従事者、がん患者、
家族に観てもらいたいと思います。
医療 60歳 女性
緩和ケアのあり方を今後もっと考えていくことが大切だと思う。
医療人でもあるが家族へのケアやあり方が問題だと痛切に思った。
医療 71歳 女性
様々な分野に通じる内容だと思いました。
一人一人に寄り添う姿勢が素晴らしく
病気や障害の有無に関係なく参考にしたいです。
福祉 54歳 女性
人生の最期に向き合いながらも、
優しさや希望をくれる映画でした。
看護学生 20歳 女性
医師としての経験で発せられる言葉が、強要することなく、
支えながら自らの人生の最期を迎えられるよう
導いていく過程が印象的な映画でした。
医療 47歳 女性
INTRODUCTION
幸せな「終活」         
あなたは人生をどう整理し誰に何を伝えますか?
死は誰にとっても平等に訪れる、避けて通れないものだ。だが、実際は心の準備ができている者など、ほとんどいないに違いない。とくにそれが不治の病のように、考える時間があればあるだけ、人は動揺し、悲しみに打ちのめされたり、人生の不条理に怒りを覚えるのではないか。
フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞最優秀男優賞を受賞した演技派、ブノワ・マジメルの共演によるこの物語は、癌を宣告された主人公とその母親が、衝撃や悲しみを克服しながら、限られた時間のなかで人生を見つめ直し、「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙できるようになる過程を感動的に描く。
監督は、『太陽のめざめ』(2015)でカンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったエマニュエル・ベルコ。この作品ですでにドヌーヴとマジメルを起用したベルコは、今回も「監督が彼女ならば」と、ふたりの俳優から絶対的な信頼を寄せられた。また主人公を献身的に看病し、愛情を寄せる看護婦役には、『ロシアン・ドールズ』『モンテーニュ通りのカフェ』などで知られるセシル・ド・フランス、そして主治医のドクター・エデ役には、実際に現役の癌専門医であるガブリエル・サラが扮しているのも話題だ。
本作の最大の見どころは、マジメルとドヌーヴの鬼気迫る演技だろう。日に日にやつれ、朦朧として行く様を、心身共に見事に表現したマジメル。とくに病室のベッドで、風前の灯のなか、もはや解脱したかのように天を見つめる眼差しは、言葉を失うほどに見事である。そんな彼を見守り、時に医者の前で泣き崩れるのを止められない母の姿を体現したドヌーヴもまた、これまでのイメージを覆すような領域に達している。
ドクター・エデとバンジャマンの対話も、もうひとつの見どころだ。ベルコ監督が、偶然ガブリエル・サラに出会ったことが本作を制作する上で大きなきっかけになったと述べているように、映画のなかの彼の患者に対する姿勢や、その発せられる言葉は、彼自身の哲学から生み出されているところが大きい。日本の医療現場では想像しづらい、患者たちのためのタンゴの公演会や音楽によるセラピー、看護師たちの精神的負担を和らげるような明るいミーティング風景も、実際に彼が病院で企画していることだという。わたしたちは彼が語る言葉のひとつひとつに宿る説得力、その大きな包容力と誠実さに、心を打たれずにはいられない。

死を語ることで逆説的に生を描き、その尊さを見つめる。ベルコ監督は、「この映画は人生の讃歌だ」と語っている。観客は映画を観た後、昨日とは異なる視点で人生を見つめ直すことになるだろう。そして生きていることのありがたさと喜びを、あらためて噛み締めるはずだ。
STORY
死を見つめること、それは生を見出すこと
ありがとう、愛してる、そして     
バンジャマンは人生半ばで膵臓がんを宣告され、母のクリスタルとともに、業界でも名医として知られるドクター・エデを訪れる。彼に一縷の希望を託す母子だったが、エデはステージ4の膵臓がんは治せないと率直に告げる。ショックのあまり自暴自棄になるバンジャマンにエデは、「命が絶える時が道の終わりですが、それまでの道のりが大事です」と語り、病状の緩和による生活の質を維持するために化学療法を提案し、「一緒に進みましょう」と励ます。
一方、母親のクリスタルは、息子が「不当な病」になったのは、自分のせいではないかという罪悪感に駆られる。彼女には、バンジャマンが若くして当時の彼女とのあいだに子供を作ったとき、息子の将来を思うあまり、彼らとの仲を引き裂いた過去があり、そうした心労を与えたことが病に繋がったのではないかと悩む。だが、ドクター・エデの助けを借りて、クリスタルは息子の最期を出来る限り気丈に見守ることを心に決める。
CAST
カトリーヌ・ドヌーヴ[ 母 クリスタル ]
1943年、俳優だった両親のもとパリに生まれる。63年の『悪徳の栄え』(ロジェ・ヴァディム監督)で主役に抜擢されて以来、ジャック・ドゥミのミュージカル『シェルブールの雨傘』(64年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞)でブレイクし、『ロシュフォールの恋人たち』(66年)、『ロバと王女』(70年)にも主演。ロマン・ポランスキーの『反撥』(65年)やブニュエルの『昼顔』(67年)を皮切りに、フランス映画界を代表する大女優として、コメディーからドラマ、歴史劇からミュージカル、そしてスリラーからファンタジーまで、ジャンルを超えて多くの印象深い役柄を演じてきた。『ポーラX』(99、レオス・カラックス)、『夜風の匂い』(99、フィリップ・ガレル)、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00、ラース・フォン・トリアー)、『8人の女たち』(02、フランソワ・オゾン)など時代を象徴する意欲作にも次々に出演。19年には是枝裕和の『真実』出演が日本で話題になった。『インドシナ』(92年、レジス・ヴァルニエ監督)でアカデミー賞®主演女優賞にノミネートされたほか、セザール賞主演女優賞や、ヴェネチア、カンヌ、ベルリンの世界三大映画祭すべての名誉賞を含む数々の賞を受賞している。2022年のヴェネチア国際映画祭で金獅子生涯功労賞を受賞予定。
ブノワ・マジメル[ 息子 バンジャマン ]
1974年パリ生まれ。『人生は長く静かな河』(88、エチエンヌ・シャティリエ)で映画デビュー。96年にアンドレ・テシネの『夜の子供たち』でドヌーヴと共演して仏映画界で最も将来を嘱望される若手俳優へと躍り出たのち、01年にはミヒャエル・ハネケの『ピアニスト』で弱冠25歳にしてカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した。その他の出演作は『スズメバチ』(02、フローラン・エミリオ・シリ)、『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』(04、オリヴィエ・ダアン)、『ナイト・オブ・ザ・スカイ』(05、ジェラール・ピレス)、「君のいないサマーデイズ」(10、ギヨーム・カネ)、「フレンチ・コネクション -史上最強の麻薬戦争-」(14、セドリック・ヒメネス)、「パリ、憎しみという名の罠」(17、オリヴィエ・マルシャル)、『あなたはまだ帰ってこない』(18、エマニュエル・フィンケル)など多数。エマニュエル・ベルコと初めて組んだ『太陽のめざめ』でセザール賞助演男優賞を受賞、「150ミリグラム ある女医の告発」に続き出演した本作ではセザール賞とリュミエール賞の主演男優賞受賞に輝いている。
カブリエル・サラ[ ドクター・エデ ]
医学博士ガブリエル・A・サラは、ニューヨークのマウント・サイナイ・ウェスト病院医療部の上級指導医。化学療法病棟の医長ならびに患者サービス部門の顧問を務めている。レバノンの首都ベイルートでの初期医学研修を終え、パリで医学の博士号を取得。1981年にニューヨークへ渡り、ダウンステート・メディカル・センターで内科の研修医を修了した後、ルーズベルト総合病院とコロンビア長老派教会医療センターで血液学と腫瘍内科のフェローシップを修了した。名医として知られ、ニューヨークタイムズ版《Super Doctors》、ニューヨーク・マガジン《Best Doctors》2005年版などに毎年のようにランクインしている。2013年には共同執筆の教本《音楽療法:痛みの治療における統合的モデル》を発行。2015年には、音楽と医学への貢献により、マウント・サイナイ・ベス・イスラエル医療センター病院、ルイ・アームストロング音楽療法センターから「この素晴らしき世界賞」を受賞。医療を離れた一個人としては、夫人と一緒に二人の故郷レバノンの教育を支援するため、ニューヨークを拠点とするさまざまな慈善団体に参加している。
セシル・ド・フランス[ ユージェニー ]
1975年、ベルギー・ナミュール出身。6歳で初舞台を踏み、その後もベルギーのアマチュア劇団で経験を積む。17歳からパリで演技の勉強を始め、短編映画や舞台、テレビで活躍するようになる。2002年『スパニッシュ・アパートメント』でセザール賞有望若手女優賞を受賞し一躍注目を集める。また2005年には『スパニッシュ・アパートメント』の続編である『ロシアン・ドールズ』にも出演し、セザール賞助演女優賞を受賞する。その後、『ある秘密』(07)、『少年と自転車』(11、ダルデンヌ兄弟)といった多くのフランス、ベルギー映画に出演。また、ジャッキー・チェン主演の『80デイズ』(04)でハリウッド進出を果たし、クリント・イーストウッド監督『ヒア アフター』(10)にも出演している。2022年セザール賞で7部門を受賞し話題となった「Lost Illusions」(21)でも印象的な演技を見せている。
DIRECTOR
エマニュエル・ベルコ監督・脚本
1967年パリ生まれ。ダンサーを志し舞台出演でキャリアをスタート。94年にはFEMIS(フランス国立映像音響芸術学校)の監督コースに進学して以来、女優と監督・脚本の両方で活躍を重ねてきた。女優として『ニコラ』(98、クロード・ミレール)や『今日から始まる』(99、ベルトラン・タヴェルニエ)に出演しながら、ドキュメンタリーや短編、テレビ映画の監督を経て2001年に『なぜ彼女は愛しすぎたのか』で長編映画監督デビュー。脚本・主演も務めた同作はカンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品され、ユース賞(国内作品)を受賞した。11年にはマイウェン監督と脚本を共同執筆し出演も兼ねた「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」がカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、2012年セザール賞脚本賞にもノミネートされた。13年の監督作『ミス・ブルターニュの恋』で初めてカトリーヌ・ドヌーヴを主演に起用。2年後のカンヌでは、再びドヌーヴを迎えた『太陽のめざめ』がオープニング作品に選ばれたほか、主演作『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』(マイウェン)で女優賞に輝いた。16年には薬害スキャンダルを暴いたイレーヌ・フラションの原作を「150ミリグラム ある女医の告発」として映画化。5年ぶりの監督作となった本作ではドヌーヴ、ブノワ・マジメルとそれぞれ3度目のタッグを組み、カンヌに帰還した。
DIRECTOR'S INTERVIEW
物語のはじまり
メロドラマを作りたいという長年の願望と、カトリーヌ・ドヌーヴとブノワ・マジメル用の脚本をもう一度書きたいという思いから、息子を愛する母親というアイデアがまずありました。白状すると、がんを主題に選んだのは、40歳で死ぬ場合、事故死でなければがんだろう、くらいの知識しかなかったからです。私も大勢の知人をがんで亡くしました。それが出発点でした。そこで1つの偶然が起きました。映画でがん専門医(ドクター・エデ)を演じてくれたサラ博士が、『太陽のめざめ』(15)のニューヨーク上映に来てくれたのです。終映後、彼は列に並んで私に話しかけてくれました。「映画とアフタートークから感じましたが、あなたは私の仕事に興味を持たれるはずだ」と。自分の職場に招待するから、一度お話ししましょうと誘ってくれたのです。上映会で会っただけで、彼がとてもいい人で、明晰で、温かい人柄だと伝わってきたので、彼の誘いに強く惹かれました。何より、私が温めていたメロドラマのアイデアに直結したのです。まるで啓示のように。別の仕事で、ニューヨークに戻れたのは1年後になりましたが、思いは片時も離れることがありませんでした。何にもならないかもしれないと思いながら彼と1週間を過ごす間に、2つの世界は間違いなく結びつくと確信しました。このドクターの仕事と、息子を亡くす母親の物語、彼の死への道のりが。
カトリーヌ・ドヌーヴについて
脚本を読んで圧倒されていた彼女を覚えています。この役を演じることはもちろん、セットにいるだけでも感情的に大きく揺さぶられるであろうことを正確に予見していました。後半のシーンをバンジャマンと演じることは、演者としてもひとりの人間としても難しかったはずです。大いに揺さぶられたと思います。演じるのでなく実際に体験するなら、どうでしょうか? 彼女は、いくつかのシーンでは演じることが苦痛だということを一切隠しませんでした。極度に張り詰めていたり、痛みを伴ったりするシーンばかりを演じることは、それほど一般的ではありません。ほぼすべてのシーンでむき出しの感情が求められる映画は、演じるのが大変です。しかしカトリーヌ・ドヌーヴは、脚本にほれ込み、監督に信頼を置いているなら、物語とプロダクションに自らを完全に委ねます。今回がそうでした。私にはよくわかりました。
ブノワ・マジメルについて
彼の変容のすべての段階を選びました。私は、衰退でなく変容と呼びます。映画の美学にはある傾向があります。映画の中の人物には美しくいてほしい。光線も美しくあってほしい。ですから病院特有の青みがかったライトは登場しません。その意味では、病院のセットでは、リアルな表現は何一つ採用していません。とにかく人々を美しく撮りたかった、なぜならドラマの中の人物は、伝統的に美しく輝いてきたからです。ブノワ・マジメルには、病や化学療法によって打ちのめされた人間の姿などしてほしくありませんでした。観客が、彼を見るのが辛くなるようなことは絶対に避けたかった、死に近づいていく段階においてもです。この映画の目指すところは違います。描きたかったのは感情であり、心情であって、がんによる肉体破壊ではありません。
CREDIT
Cast
カトリーヌ・ドヌーヴ
Catherine Deneuve
ブノワ・マジメル
Benoît Magimel
セシル・ド・フランス
Cécile de France
ガブリエル・サラ
Gabriel Sara
STAFF
監督:エマニュエル・ベルコ
A film by Emmanuelle BERCOT
脚本:エマニュエル・ベルコ & マルシア・ロマーノ
Script by Emmanuelle BERCOT & Marcia ROMANO
プロダクション・マネージャー:カリーヌ・プティット
Production manager Karine PETITE
助監督:レオナール・ヴァンドリー
First assistant director Léonard VINDRY
編集:ジュリアン・ルルー & ヤン・デデット
Editing Julien LELOUP & Yann DEDET
撮影:イヴ・カペ(AFC SBC)、マチュー:コドロイ
Photography Yves CAPE, AFC SBC - Mathieu CAUDROY
音楽:ピエール・アンドレ、セヴラン・ファヴリョー、ステファン・ティエボー
Sound Pierre ANDRÉ - Séverin FAVRIAU - Stéphane THIÉBAUT
オリジナル・スコア:エリック・ヌヴー
Original score by Éric NEVEUX
美術:ロラン・オット(ADC)
Set design Laurent OTT, ADC
VFX スーパーバイザー:フィリップ・ファラップ・オーブリー
VFX supervisor Philippe Falap AUBRY
衣装:ジュディット・ドゥ・リュズ
Costume designer Judith de LUZE
プロダクション・デザイン:エマニュエル・デリ
Production designer Emmanuel DÉLIS
スクリプト・スーパーバイザー:イザベル・リビス(LSA)
Script supervisor Isabel RIBIS(LSA)
キャスティング・ディレクター:アントワネット・ブーラ
Casting director Antoinette BOULAT
2021年/フランス映画/フランス語・英語/122分/カラー/スコープサイズ/5.1chデジタル/原題:De son vivant/字幕翻訳:手束紀子
配給:ハーク/TMC/SDP
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
COMMENT
※順不同・敬称略
これは、末期がんを悲しむ映画ではありません。
人生の終点までどう生きればいいのか?
そして、どう見送ってあげればいいのかを
優しく教えてくれるのです。
がんサバイバーの私も希望と気づきを頂きました。
笠井信輔
フリーアナウンサー
自分の人生の終わりに「ありがとう」「さようなら」を言おうと思っていた。
この映画を観て、さらに2つ伝えるべきことを学んだ。
「私を赦して。私は赦す」「愛してる」。
人生の机の引き出しの中が、少し整理できそうに感じた。
実にいい映画だ!
鎌田實
医師・作家
後悔しない生き方とは何か?
一日一生、素直に正直に自分と家族に向き合うこと、
伝えることの大切さを教えてくれます。
これからの人生を前向きに生きるためにも…
財前直見
女優・終活ライフケアプランナー
この映画は治療をする医療者たちが
どれほど日々、迷い、傷つきながら
患者とその家族に寄り添っているのかを教えてくれます。
病の中にある人、そのご家族そして、
ぜひ現役の医療者にこそ見てほしい。
中井美穂
フリーアナウンサー
わたしは死ぬことがとても怖い。
でもドクター・エデは「死ぬ時を決めるのは患者自身なんだ。
立ち会う人も患者が決める」と言う。
人はいつ、どこで、
誰に見守られてこの世を旅立つのか、
決めることが出来るということだろうか。
それが真理ならば、
死も悪くないかもしれない。
鈴木圭
医師
必死で生きても必ず死ぬ...とても皮肉ね。
ドクター・エデのくらげのネクタイを見た時から
爽やかな風が吹き
悲しい方向に感情が動かないと確信した。
母の愛・ドクター・女・息子
それぞれの深い深い愛が
とてつもない不安を拭い去ってくれた。
萬田久子
女優
主人公と同じ病で 
長年の友人を亡くしました 
今年の1月でした。
病を知らせる便りが来て10日後のことでした。
この作品を見て、友人の苦しみ、辛さ、悲しさが少しだけ分かりました。
とても有り難い映画でした。
久米宏
フリーアナウンサー
旅立つ許可をあなたに     
この医師が患者に伝える密度の濃い言葉に触れ、
昨日までとは異なる終末期医療のあり方が見えてきました。
南杏子
作家(「いのちの停車場」)・医師