脚本&監督
YOHAN MANCAヨアン・マンカ
俳優と舞台演出家としてキャリアをスタートさせる。わずか18歳の時に、エディ・ディレット・ド・クレルモン=トネールの戯曲から「なぜ私たちは去ったのか―兄さんたちとぼく」を演出・出演。彼との共同制作は以後数年続いた一方で、モハメド・カシミとともに多数のプロジェクトにも着手していた。
舞台の仕事と並行して、フランスとスペインでいくつかの長編映画に出演。2012年、コリンヌ・マシエロ主演の短編映画作品 「Le sac」 (The Bag)の脚本・監督を務め、この作品は多くの映画祭で上映された。二作目の短編映画でジュディット・シュムラとトーマス・シメカが出演した「Hedi & Sarah」は、ハラスメントという題材を扱いメディアで大きな反響を得る。この作品はフランス映画批評家協会賞で最優秀短編映画賞(the Best Short Film Award)にノミネートされ、CNC(国立映画センター)が制作後の短編映画へ授与する助成金を受け取る。三作目の短編映画でアベル・ジャフリとジュディット・シュムラが出演した「Red Star」は、2021年のクレルモン=フェラン国際短編映画祭でオフィシャルセレクションに選ばれた。
2020年、ヨアン・マンカは自ら脚本も務めた初の長編映画『母へ捧げる僕たちのアリア』を撮影する。2019年にアンジェで開催されるthe Ateliers Premiers Plans (フランス語を話して短編映画の撮影経験があり、初の長編フィクション映画を企画している若い映画監督に向けてのワークショップ)に選ばれ、ボーマルシェ-SACD(Beaumarchais-SACD)賞の助成金を得ると、この作品は製作に入る前から注目を集める。ヨアン・マンカは現在、ジュリアン・マドン製作の長編二作目“Pirate n° 7”を執筆中である。