『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』

『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』

INTRODUCTION
  • 殉教から80年── 独裁政治に逆らい、ヒトラー暗殺作戦に加担した牧師の壮絶な生き様を描く!!
    第二次世界大戦下、ナチスに支配された教会や迫害を受けるユダヤ人を救うため、我が身を顧みず闘い続けた実在のドイツ人牧師ディートリヒ・ボンヘッファー(1906年-1945年没)。平和を祈る聖職者でありながら、彼はいかにしてスパイ活動に身を投じ、ヒトラー暗殺の共謀者になっていったのか?家族思いの青年であり、勤勉なキリスト者であり、そして抵抗運動の闘士と化して生き抜いた39年間の短くも濃厚な生き様を通して、英雄の知られざる人物像を浮かび上がらせていく。〝20世紀を代表するキリスト教神学者の一人〟と呼ばれるボンヘッファー。彼の死から80周年を迎えた今年、ついに日本公開が実現する!
  • 『ハドソン川の奇跡』の脚本家×『サウンド・オブ・フリーダム』の製作スタジオの新たなる代表作が誕生!
    監督・脚本・製作を務めたトッド・コマーニキは、旅客機不時着水を題材にした『ハドソン川の奇跡』(16年)や、オックスフォード英語辞典の誕生秘話を描く『博士と狂人』(18)など実話を得意とする名シナリオライター。本作ではボンヘッファーが辿った足跡に脚色を織り交ぜつつ、揺らぎない哲学や人生観を壮大かつ荘厳に描き上げていく。児童人身売買の実態を世界に知らしめた実話映画『サウンド・オブ・フリーダム』の世界的ヒットで注目されたエンジェル・スタジオが製作し、勇気と正義ある行動が世界を変えることができる、というストレートなテーマが本作でも貫かれている。
  • 国際的に活躍する実力派俳優たちが驚異のアンサンブル演技で観る者を圧倒する!  
    主人公ボンヘッファーを熱演したヨナス・ダスラーは、青春映画『僕たちは希望という名の列車に乗った』(18)でバイエルン映画賞新人賞を受賞し、主演作『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』(19)でドイツ映画賞にノミネート。バラエティ誌で「注目すべきヨーロッパの若手映画人10人」にも選出され、本作では内面から湧き上がる情熱、勇気、不安などの全感情を完璧に表現した。牧師ニーメラー役のアウグスト・ディールは、『イングロリアス・バスターズ』(09)、『SALT/ソルト』(10)に出演する国際派スター。義兄ハンス役のフルーラ・ボルクは映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)の悪役やアニメ声優として活躍。さらに、『es[エス]』(01)でドイツ映画祭主演男優賞に輝くモーリッツ・ブライブトロイが父親役に、『エイリアン:ロムルス』(24)のデヴィッド・ジョンソンが神学校の同級生役で登場する。  
第二次世界大戦下、ナチスに支配された教会や迫害を受けるユダヤ人を救うため、我が身を顧みず闘い続けた実在のドイツ人牧師ディートリヒ・ボンヘッファー(1906年-1945年没)。平和を祈る聖職者でありながら、彼はいかにしてスパイ活動に身を投じ、ヒトラー暗殺の共謀者になっていったのか?家族思いの青年であり、勤勉なキリスト者であり、そして抵抗運動の闘士と化して生き抜いた39年間の短くも濃厚な生き様を通して、英雄の知られざる人物像を浮かび上がらせていく。〝20世紀を代表するキリスト教神学者の一人〟と呼ばれるボンヘッファー。彼の死から80周年を迎えた今年、ついに日本公開が実現する!
監督・脚本・製作を務めたトッド・コマーニキは、旅客機不時着水を題材にした『ハドソン川の奇跡』(16年)や、オックスフォード英語辞典の誕生秘話を描く『博士と狂人』(18)など実話を得意とする名シナリオライター。本作ではボンヘッファーが辿った足跡に脚色を織り交ぜつつ、揺らぎない哲学や人生観を壮大かつ荘厳に描き上げていく。児童人身売買の実態を世界に知らしめた実話映画『サウンド・オブ・フリーダム』の世界的ヒットで注目されたエンジェル・スタジオが製作し、勇気と正義ある行動が世界を変えることができる、というストレートなテーマが本作でも貫かれている。
主人公ボンヘッファーを熱演したヨナス・ダスラーは、青春映画『僕たちは希望という名の列車に乗った』(18)でバイエルン映画賞新人賞を受賞し、主演作『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』(19)でドイツ映画賞にノミネート。バラエティ誌で「注目すべきヨーロッパの若手映画人10人」にも選出され、本作では内面から湧き上がる情熱、勇気、不安などの全感情を完璧に表現した。牧師ニーメラー役のアウグスト・ディールは、『イングロリアス・バスターズ』(09)、『SALT/ソルト』(10)に出演する国際派スター。義兄ハンス役のフルーラ・ボルクは映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)の悪役やアニメ声優として活躍。さらに、『es[エス]』(01)でドイツ映画祭主演男優賞に輝くモーリッツ・ブライブトロイが父親役に、『エイリアン:ロムルス』(24)のデヴィッド・ジョンソンが神学校の同級生役で登場する。
STORY
ドイツはナチスの台頭と共に大きな変革期を迎え、独裁者ヒトラーを神のように崇拝する聖職者たちが現れていた。危機感を抱いた牧師ボンヘッファー(ヨナス・ダスラー)は「教会は聖域であり、権力の場ではない」と反発し、ヒトラーを全人類の脅威と見なした。そしてボンヘッファーは、ドイツ教会を守るためスパイとなり、ユダヤ人の大虐殺を行なうナチス政権を崩壊させるため「ヒトラー暗殺計画」に加担する。信仰と信念を貫き、命をかけて闘う彼に、やがて究極の運命が待ち受けていた──。
DIRECTOR
監督
トッド・コマーニキ
TODD KOMARNICKI
1965年アメリカ、ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。アメリカの劇作家、小説家、脚本家、監督、プロデューサーとして活躍する。彼の最初の小説「フリー」は1993年にDoubledayから出版され日本でも扶桑社より発売された。2作目の小説「Famine」は絶賛を浴び、その後フランス語、イタリア語、ドイツ語に翻訳された。コマーニキの脚本作品には、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の『ハドソン川の奇跡』や、メル・ギブソンとショーン・ペン主演の『教授と狂人』、ブルース・ウィリスとハル・ベリー主演『パーフェクト・ストレンジャー』などがある。映画以外にもABC,NBC,CBS,FOX,TNT,Netflixなどのドラマなどの脚本を手掛けている。
DIRECTOR‘S STATEMENT
1933年、ヒトラーがドイツで権力を掌握した際、彼が最初に掌握したのはドイツの教会でした。彼は過激な民族主義を武器に、ルター派とカトリックの指導部を自らの世界観に同調させました。数ヶ月で、聖堂から聖書と十字架が消え去り、その代わりに『我が闘争』と常に目立つスワスティカ(カギ十字)が置かれるようになりました。
教会の中にいたあるの男は、政治的勇気は信仰の行為であり、悪に対して沈黙を保つことは、実は悪そのものだと決断した。 「ボンヘッファー」は、その男の物語である。ディートリッヒ・ボンヘッファー。特権階級に生まれた男が、ヒトラーと戦い、無辜のユダヤ人の命を守るために自らの命を捧げました。その男の著作は、多くが獄中で執筆されたものだが、数十年にわたり数千万部も売れました。ウェストミンスター寺院の敷地内に、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの像の隣に立つ英雄の像。自分の命を犠牲にすることで、別の人が自由を得られるなら、その命は価値があると考え、その決断をした人間です。
ディートリヒ・ボンヘッファーは、今もなお灯台として立ち続け、私たちに互いが必要であることを思い出させます。私たちは皆、つながり合っているのです。そして、一人の人間が苦悩する時、私たち全員がその苦悩を共有するのです。
CAST
ヨナス・ダスラー
Jonas Dassler
ディートリヒ・ボンヘッファー役
1996年、ドイツのレムシャイト生まれ。2019年、ヨナスはファティ・アキン監督の作品で話題を呼んだ映画『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』に主演しこのホンカ役での演技でドイツ映画賞にノミネートされた。
アウグスト・ディール
August Diehl
牧師・マルティン・ニーメラー役
1976年ドイツのベルリン生まれ。2009年にはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』に出演し、2010年にはフィリップ・ノイス監督作の『ソルト』に出演した。
モーリッツ・ブライプトロイ
Moritz Bleibtreu
父・カール・ボンヘッファー役
1971年ドイツのミュンヘン生まれ。1998年の『ラン・ローラ・ラン』、2001年の『ザ・エクスペリメント』、2013年の『ワールド・ウォーZ』などの作品で国際的に知られるようになる。
ABOUT DIETRICH BONHOEFFER
1906年2月4日 - 1945年4月9日当時ドイツのブレスラウ(現在ポーランドのヴロツワフ)生まれ。 父カール・ボンヘッファーは、ベルリン大学で精神医学と神経学の教授を務めていた。彼の父親はヒトラーが開始した安楽死計画に反対した最も著名な精神科医の一人だった。1923年から1927年まで、ディートリヒ・ボンヘッファーはチュービンゲン大学とベルリン大学で神学を専攻した。1928年から1929年までバルセロナのドイツ語教会の助任牧師を務めた後、ボンヘッファーはニューヨーク市のユニオン神学校で交換留学生として1年間を過ごした。1931年にドイツに戻った後、ベルリン大学で体系神学の講師に就任した。 ボンヘッファーはドイツのルーテル派牧師、新正統派神学者、反ナチスの告白教会の重要創立メンバーであった。キリスト教の世俗世界における役割に関する著作は広く影響力を持ち、1937年の著書『弟子としての代償』は現代の古典と評されている。神学上の著作とは別に、ボンヘッファーはナチスの独裁政権に対する断固たる抵抗で知られ、ヒトラーの安楽死計画やユダヤ人に対する大量虐殺的迫害に声高に反対した。その結果、ボンヘッファーは1943年4月5日にゲシュタポに逮捕され、テーゲル刑務所1年半投獄された。1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件の失敗後、ボンヘッファーが陰謀に直接関与していたことを示す文書が発見されたため、ドイツ軍事情報局の元職員を含む他の共謀者たちとともに裁判にかけられ、フロッセンビュルク強制収容所に送られた。ボンヘッファーはナチス政権の崩壊中の1945年4月9日に絞首刑に処された。ボンヘッファーは収監中に婚約をしており、処刑の約4ケ月前に婚約者や家族に送った詩「善き力にわれ囲まれ」は賛美歌となり今でも多くの人々に歌われている。また、彼が獄中で執筆した『獄中書簡と論文集』は、1951年に遺作として出版され、彼の信念を最も深く示した文書であると言われている。
CREDIT
STAFF
監督・脚本・製作:トッド・コマーニキ
プロデクションデザイナー:ジョン・ビアード
撮影:ジョン・マシソン
編集:ブルー・マレー
CAST
牧師・ディートリヒ・ボンヘッファー:ヨナス・ダスラー
牧師・マルティン・ニーメラー:アウグスト・ディール
父・カール・ボンヘッファー:モーリッツ・ブライブトロイ
母・パウラ・ボンヘッファー:ナディーン・ハイデンライヒ
神学生・フランク・フィッシャー:デヴィッド・ジョンソン
義兄・ハンス:フルーラ・ボルク
2024年|アメリカ・ベルギー・アイルランド|英語|132分|5.1chデジタル|スコープサイズ|カラー|原題:Bonhoeffer: Pastor. Spy. Assassin.
字幕翻訳:大塚美左恵|字幕監修:小川政弘|配給:ハーク|配給協力:フリック
映倫PG12
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