チャウシェスク政権下のブカレスト生まれ。1989年、前年からベルギーに逃れていた両親の元に移る。カリフォルニア州のサンフランシスコの高校に通う間に映画への強い愛情が生まれ、ニューヨーク州北部のサラ・ローレンス大学で映画を学ぶ。ベルギーに戻ると、スクリプターと助監督として映画業界でキャリアをスタートさせる。数年間様々な作品の制作に携わった後、自分の作品を撮ろうと決心する。デビュー作となるドキュメンタリー映画「Waiting for August」は、10以上の国際的な賞を受賞(カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭とホット・ドクス・カナディアン・インターナショナル・ドキュメンタリー・フェスティバルでは最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞)し、後にヨーロッパ映画賞にノミネートされると、テオドラは初のフィクション長編映画『母の聖戦』を監督する。メキシコが舞台の『母の聖戦』の脚本を書くにあたり、Torino Film LabのScript Labプログラムの一環として、受賞歴のあるメキシコ人小説家アバクク・アントニオ・デ・ロザリオと組む。また、2017-2018年冬のシネフォンダシオン(次世代の国際映画製作者を支援する)のプロジェクトの参加者に選ばれた。テオドラの映画は社会問題と詩的な美しさの間を上手く両立させるという挑戦を試みている。
Centro Universitario de Teatro de la UNAM卒業後映画、TV、劇場と幅広く活躍し、メキシコで最も忙しく、最も多方面で活躍している女優。彼女の100作品ほどの映画、TV出演には、Netflixのオリジナルシリーズ「ザ・クラブ」、2020年サンダンス映画祭で観客賞を受賞した『君がそばにいたら』の主演のひとり、2017年のNetflixが獲得したサイコロジカル・スリラー『エクリプス』、2000年カンヌ映画祭のある視点部門で封切られたアルトゥーロ・リプスタイン監督のドラマ映画「Such Is Life」の主演がある。リプスタインは、セネカの「メデア」を力強く解釈した本作の後、アルセリアを自身のミューズのひとりとしている。リェリダ・ラテンアメリカ映画祭、グアダラハラ国際映画祭といった、多くの映画祭で最優秀女優賞にノミネート、受賞の経験がある。メキシコ本国で人気のテレノベラ(テレビの連続メロドラマ)への出演でもよく知られている。現代のメキシコを生きる4人の女性の挑戦を描いたヒット作「ベンセル・エル・ミエド」などがある。
Álvaro Guerrero
アルバロ・ゲレロ/グスタボ、シエロの前夫
アルバロ・ゲレロ グスタボ、シエロの前夫
メキシコを代表する俳優。代表作には「Montecristo」「La Mujer de Judas」、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の『アモーレス・ペロス』がある。「De Noche Vienes Esmeralda」「Otilia」「El Anzuelo」「Eddie Reynolds y Los Ángeles de Acero」といった映画に出演。TVシリーズへの出演も多く、「Capadocia」「El César」に出演。Netflixのオリジナルドラマ「Falsa Identidad」のIgnacio Salas役で有名。最近では『ダンス・オブ・41』でFelipe役を演じている。現在はNetflixとテレムンド(アメリカのスペイン語テレビ局)で「インゴベルナブレ」が放送中。