シェイクスピアの庭
『ハムレット』『マクベス』『ロミオとジュリエット』など、 不朽の名作を生み出した文豪シェイクスピアの知られざる最期の日々―
芸術家として輝かしい栄光と遺産を築き上げたシェイクスピアは一体どんな人生を送ったのか?断筆したシェイクスピアがロンドンを去り、故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンで過ごした人生最期の3年間。知られざる<人間シェイクスピア>を描いた心揺さぶる感動作。
監督・シェイクスピア役には、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で10代の頃からシェイクスピアに魅入られてきたケネス・ブラナー。『恋に落ちたシェイクスピア』で米アカデミー賞®助演女優賞に輝く大女優ジュディ・デンチが妻アンを、映画・演劇・TVドラマなどでゴールデングローブ賞やトニー賞など60以上の受賞歴をもつ名優イアン・マッケランがシェイクスピアの『ソネット集』の“美青年”のモデル、サウサンプトン伯爵に扮し、デイムとサーの称号を持つ英国演劇界のレジェンド二人が圧倒的存在感で脇を固める。衣装デザインは『ある公爵夫人の生涯』で米アカデミー賞®を獲得したマイケル・オコナー。音楽は『ハムレット』『いつか晴れた日に』で米アカデミー賞®候補となったパトリック・ドイル。
1613年6月29日、『ヘンリー八世』(発表当時のタイトルはAll is True)上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後、断筆したシェイクスピア(ケネス・ブラナー)は故郷へ戻った。20余年ものあいだ、めったに会うことのなかった主人の突然の帰還。8つ年上の妻アン(ジュディ・デンチ)と未婚の次女ジュディス(キャスリン・ワイルダー)、町医者に嫁いだ長女スザンナ(リディア・ウィルソン)は、驚きと戸惑いを隠せずにいた。そんな家族をよそに、17年前に幼くして他界した最愛の息子ハムネットの死に取り憑かれたシェイクスピアは、一人息子を悼む庭を造ることを思い立つ。
ロンドンで執筆活動に勤しんでいた長いあいだに生じた家族との溝はなかなか埋まらなかったが、気付かなかった家族の秘めた思いや受け入れ難い事実が徐々に露わになってゆく・・・
シェイクスピアの庭
監督:ケネス・ブラナー
脚本:ベン・エルトン
出演:ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン、キャスリン・ワイルダー、リディア・ウィルソン
2018年/イギリス/英語/101分/シネスコ/原題:ALL IS TRUE
配給:ハーク 後援:ブリティッシュ・カウンシル、英国政府観光庁
© 2018 TKBC Limited. All Rights Reserved.